規制適合と収益最大化を両立する、
船舶向けトータルエネルギーマネジメント
当社はRevlontec社の日本国内協力パートナーとして、 海運業界のゼロエミッション時代に向けた レトロフィット・パッケージソリューションを提供しています。
単なる規制対応ではなく、 「将来に耐える船舶価値の維持・向上」を目的とした 統合エネルギー設計を実現します。
設計・機器供給・施工管理・試運転までを一貫遂行。 計画値と実運航性能の乖離を最小化し、 投資回収性(ROI)の最大化を実現します。
設計効率指標(EEXI)の規制強化により、既存船に対しても燃費性能の改善が義務化されています。従来の単純な主機出力制限(Engine Power Limitation)だけでは、運航効率の低下やスケジュールへの影響といった課題が顕在化しており、根本的な省エネ対策が求められています。今後は船舶全体のエネルギー効率を見直す、より高度な技術導入が不可欠です。
CII(Carbon Intensity Indicator)は、実際の運航データに基づきCO₂排出効率を評価する指標であり、船舶の環境性能を継続的に格付けします。評価ランクの低下は、傭船契約や貨物選定に影響を与え、商業価値や収益性の低下に直結します。そのため、単発的な対策ではなく、日々の運航を含めた継続的かつ戦略的なCO₂削減施策が重要となっています。
今後の船舶運航では、個別技術の導入だけでなく、複数の省エネ・脱炭素技術を組み合わせた「統合最適化」が鍵となります。 具体的には、ESD(省エネ付加装置)、軸発電システム、インバータ制御による電力最適化、風力補助推進、ORC(有機ランキンサイクル)さらにはCO₂回収技術などを組み合わせ、船舶全体としてのエネルギーマネジメントを高度化。これにより、規制対応だけでなく、燃費改善・コスト削減・環境価値の向上を同時に実現します。
船尾流場を高度なCFD解析により最適化し、プロペラへの流入を整流・加速・回転制御することで、渦・逆流・ハブ渦などのエネルギーロスを抑制し、主機出力を変更することなく推進効率を最大化するメンテナンスフリーの高効率ソリューションです。プロペラ再マッチング、Pre-Shrouded Vanes(PSV)、Hub Vortex Absorbed Fins(HVAF)、Rudder Bulb(RB)等を最適に組み合わせることで、船型により4%~14%の省エネ効果を実現します。EEXI(エネルギー効率設計指標)の向上およびCII(船舶炭素強度評価)の改善にも貢献いたします。
船舶の推進軸系に組み込まれ、主機関の回転によって得られる機械エネルギーを電気エネルギーへ変換する発電装置です。航海中の主機出力を有効活用することで、補助発電機の運転時間および負荷を低減し、船内電力供給の効率化とエネルギーマネジメントの最適化を実現します。これにより、発電用燃料消費の削減、CO₂排出量の低減、保守コストの抑制に寄与し、一般的には船舶全体の燃料消費量を約3~8%削減する効果が期待できます。
温度・圧力などのリアルタイム信号をフィードバックとして受け取り、交流電源の出力周波数および電圧を連続的に制御することで、負荷条件に応じた最適なモーター回転数制御を実現する高効率電動機制御システムです。ポンプ、ファン、コンプレッサー等の補機類において、従来のダンパー制御やバルブ絞り制御によるエネルギーロスを排除し、必要出力に応じた可変速運転を行うことで、一般的に50~80%の電力削減効果が期待できます。さらに、起動電流の低減、トルク制御の最適化、機械的ストレスの軽減により、設備の摩耗抑制および保守周期の延長に寄与します。高効率・高精度制御・安定運転を兼ね備えたVFDシステムは、新造船・既存船を問わず幅広い船舶用途に適用可能な省エネルギーソリューションです。
自然風エネルギーを推進力として活用し主機負荷を低減することで、燃料消費量およびCO₂排出量を削減する有効な脱炭素技術です。ローターセイル(マグヌス効果)、ウィングセイル(揚力利用)、カイトシステム(高高度風利用)などの方式があり、航路や風況条件に応じて概ね5~20%の燃料削減効果が期待できます。特にバルカーやタンカーなど長距離定常航行船において高い効果を発揮し、EEXI・CII規制対応やGHG削減目標達成に寄与するとともに、燃料価格高騰下における運航コスト低減およびCII格付改善にも貢献します。船舶全体のエネルギーマネジメント最適化を実現する次世代型推進ソリューションとして注目されています。
舶用主機関・補機関の排ガス中に含まれるCO₂を化学吸収法により船上で分離・回収し、圧縮・液化のうえ船内に貯蔵、港湾で陸揚げすることで大気への放出を実質的に遮断する先進的な脱炭素ソリューションです。既存のEGCS(排ガス洗浄装置)との統合により、EGCSがSOx・PMを除去して排ガスを前処理し、その後段でOCCSがCO₂を高効率に回収する二段構成を実現し、既設設備の有効活用とシステム全体のエネルギー最適化を両立します。燃料転換を必要とせず、従来燃料船およびLNG燃料船へのレトロフィットが可能であり、最大約90%のCO₂削減によりCII(Carbon Intensity Indicator)の改善をはじめとする国際環境規制への確実な対応を支援します。さらに、陸上貯留プロジェクトとの連携により、既存船の資産価値を維持しながらゼロエミッション社会への移行を実現し、実効性と経済合理性を兼ね備えた最有力技術です。
福助機工は、EPC一貫体制による確実な性能発現と、
実運航に即したエネルギー最適化により、
船舶の価値向上と持続可能な海運を支援します。